〈疲労感の VAS ¹⁾〉

日本疲労学会により制定された「抗疲労臨床評価ガイドライン」で推奨される特定保健用食品の抗疲労臨床評価に用いられる方法のひとつです。100 mmの線分とし、日本疲労学会が推奨する検査用紙を用います。
数値が小さいほど疲れを全く感じない最良の感覚で、数値が大きいほど何もできないほど疲れきった最悪の感覚を意味します。疲労感のVASは精神的な疲労および身体的な疲労のどちらも評価可能です。

〈POMS2 日本語版 ²⁾〉

情動を気分や感情、情緒といった気分を評価するアンケート形式の質問票です。
「まったくなかった」から「非常に多くあった」の5段階で回答します。
【怒り－敵意】【混乱－当惑】【抑うつ－落込み】【疲労－無気力】【緊張－不安】【活気－活力】【友好】の7尺度と、ネガティブな気分状態を総合的に表す「TMD得点」から、所定の時間枠における気分状態を評価します。

〈ベック抑うつ質問票 (BDI-Ⅱ) ³⁾〉

抑うつ状態を評価するアンケート形式の質問票です。
DSM-IVの診断基準に沿って作成されており、過去2週間の状態についての21項目の質問によって、抑うつ症状の重症度を評価します。

• 1) 日本疲労学会. 抗疲労臨床評価ガイドライン. 2011.
• 2) Heuchert J, McNair D. POMS2日本語版 成人用-全項目版. 横山和仁編. 東京: 金子書房; 2015.
• 3) Beck AT, Steer RA, Brown GK. 日本版BDI-II: ベック抑うつ質問票: 手引. 小嶋雅代, 古川壽亮, 訳著, 編. 東京: 日本文化科学社; 2003.

試験スケジュール

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