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2024.12.17

健康に有用な食品
~プロバイオティクスとプレバイオティクス~

こんにちは。
株式会社オルトメディコ 企画課 管理栄養士の平田です。

ヒトに対して有益な効果を示す微生物、
プロバイオティクスと、善玉菌の増殖効果を持つ
プレバイオティクスについて
ご紹介いたします。

  • 資格
    管理栄養士、2級小型船舶操縦士
  • 学位
    修士(農学)
  • 経歴
    ~2022年3月 九州大学大学院 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 修了
    2022年4月~ 営業部 企画課
  • プロジェクト
    IVR推進プロジェクト リーダー/ニュートリゲノミクスサービスプロジェクト リーダー
  • 実績・得意案件
    血糖、認知機能、アンケート調査
  • 趣味
    釣り、旅行、おいしいものを食べる
  • 好きな言葉
    一期一会
  • 連絡先
    planning-department@orthomedico.jp

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プロバイオティクスとは、適切な量を摂取することで宿主に健康上の利益をもたらす生きた微生物1)のことを指します。微生物がプロバイオティクスであるための要件としては、以下4つが提案されています2)

プロバイオティクスとして使用されている微生物を下記にまとめました。

表1. プロバイオティクスとして使用されている微生物3)

Lactobacillus sp. L. acidophilus, L. rhamnosus, L. gasseri, L. casei, L. reuteri, L. plantarum, L. salivarius, L. johnsonii, L. gallinarum, L. plantarum, L. fermentum L. helveticus, L. brevis, L. murinus, L. crispatus, L. amylovorus
Bifidobacterium sp. B. infantis, B. longum, B. lactis, B. adolascentis, B. bifidum, B. animalis, B. breve, B. thermophilum, B. pseudolongum
酵母 Saccharomyces boulardii, S. lactis, S. carlsbergensis, Kluyveromyces marxianu, S. cerevisiae
その他の微生物 B. subtilis, B. licheniformis, Enterococcus faecalis, E. faecium, Leuconostoc mesenteroides, L. lactis, L. citreum, Pediococcus acidilactici, P. pentosaceus, Propionibacterium freudenreichii, Streptococcus salivarius subsp. Thermophilus, S. infantarius

プレバイオティクスとは、「宿主の微生物によって選択的に利用され、健康上の利益をもたらす基質」4)と定義されています。プレバイオティクスには、炭水化物だけでなく、食品以外の物質も含むなど、要件は拡大されつつありますが、基本的な要件を以下に示します2)

プレバイオティクスとして報告のある素材を下記にまとめました。

表2. プレバイオティクス素材5)

糖質 - ラクチトール, グルコン酸
二糖類 ラクチュロース, セロビオース, イソマルトース
三糖類 ラフィノース, ラクトスクロース, 1-ケストース, 4’-ガラクトシルラクトース
オリゴ糖 フラクトオリゴ糖, ガラクトオリゴ糖, 大豆オリゴ糖, キシロオリゴ糖, ヒトミルクオリゴ糖, イソマルトオリゴ糖
食物繊維 イヌリン, グァーガム, アルギン酸, ポリデキストロース, 難消化性デキストリン

このように、プロバイオティクスとして使用されている微生物やプレバイオティクス素材は多く報告されています。それぞれの摂取によってもたらされる健康上の利益については、またの機会にご紹介いたします。

【参考文献】
1) Hill C, Guarner F, Reid G, et al,. The International Scientific Association for Probiotics and Prebiotics consensus statement on the scope and appropriate use of the term probiotic. Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology. 2014;11:506-514.
2) 左古知行. 「プロバイオティクス」、「プレバイオティクス」 概念の変遷の歴史と今後の展望. 日本乳酸菌学会誌. 2020;31(2):87-98.
3) Tridip KD, Shrabani P, Sudipta C, et al., Current status of probiotic and related health benefits. Applied Food Research. 2022;2(2):1-17.
4) Gibson GR, Hutkins R, Sanders ME et al., Expert consensus document: The International Scientific Association for Probiotics and Prebiotics (ISAPP) consensus statement on the definition and scope of prebiotics. Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology. 2017;14(8):491-502.
5) 境洋平. プレバイオティクス. 腸内細菌学雑誌. 2019;33(4):165-174.

腸内環境の評価なら、是非オルトメディコにご相談ください!
細菌叢解析や短鎖脂肪酸解析も承っております。


株式会社オルトメディコ
営業部 企画課 管理栄養士 平⽥ ⼣夏

〒112-0002 
東京都文京区小石川1丁目4番1号
住友不動産後楽園ビル2階
TEL: 03-3818-0610
E-Mail: planning-department@orthomedico.jp

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