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2024.12.24
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プロバイオティクスは、適切な量を摂取することで宿主に健康上の利益をもたらす生きた微生物1)です。プロバイオティクスとして使用されている微生物については以前のメルマガでご紹介しましたが、
今回は、プロバイオティクスの摂取によって期待される効果についてご紹介します。
過去のプロバイオティクスに関するメルマガはこちらから!
プロバイオティクスの摂取により、腸内有用菌であるLactobacillusおよびBifidobacteriumが増加し、腸内腐敗菌であるClostridiumや大腸菌が減少します。
これにより、腸内環境が改善され、便秘を防ぎ、腸内腐敗菌が作り出す有害物質・発がん物質の産生を抑え、排泄を促進させる働きがあります。
プロバイオティクスの摂取により、マクロファージの活性化や消化管関連リンパ系組織を介してのIgA産生が促進されることが認められています。
これにより、加齢やストレスなどが要因で免疫応答が低下した状態や、免疫系のバランスが崩れている状態を修復、調節し、疾病を予防する効果が期待されます。
プロバイオティクスの摂取により、Th1細胞が活性化され、Th2細胞が抑えられることにより、IgE抗体の産生が抑制されます。
また、B細胞に直接作用し、IgE抗体の産生を抑制する働きもあります。
その他、免疫応答を抑制する制御性T細胞を活性化することも知られています。
これらにより、アトピー性皮膚炎や通年性の鼻炎、花粉症の症状が緩和されると考えられています。
プロバイオティクスの摂取によって期待される効果には、今回ご紹介した3つのほかにも様々あります。今後も注目の素材ですね。
1) | Hill C, Guarner F, Reid G, et al,. The International Scientific Association for Probiotics and Prebiotics consensus statement on the scope and appropriate use of the term probiotic. Nature Reviews Gastroenterology & Hepatology. 2014;11:506-514. |
2) | 辨野義己. プロバイオティクスとその臨床的展望. 日本内科学会雑誌. 2015;104(1):86-92. |
3) | 八村敏志. 乳酸菌の免疫調節機能. 日本乳酸菌学会誌. 2007;18(2):54-57. |
4) | 原田岳, 宮澤賢司, 依田一豊ら. プロバイオティクスとアレルギー. アレルギー. 2018;67(3):197-201. |
オルトメディコでは、プレバイオティクスの機能性を評価する各種試験に対応可能です。
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