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2025.01.24
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インフルエンザはインフルエンザウイルスを病原とする感染症です。
多くの方が一度はインフルエンザに罹って辛い思いをしたことがあるのではないでしょうか?
ご存じの方は多いかと思いますが、インフルエンザの症状について確認していきたいと思います。
また、合併症についても触れようと思います。
①症状1)2)3)
インフルエンザウイルスの感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に全身症状が現れ、
上気道症状は全身症状の後に続きます。
かぜ症候群に比べて急速に発症し、全身症状が強いことが特徴です。
②合併症1)2)4)
代表的な合併症は、主に小児においてインフルエンザ脳症、主に高齢者においてインフルエンザ肺炎が挙げられます。
他にも、筋炎や横紋筋融解症、小児では中耳炎やクループの合併もあります。また、小児では熱性痙攣、気管支喘息を誘発することもあります。
ここでは、代表的な合併症であるインフルエンザ脳症とインフルエンザ肺炎についてもう少し触れていきたいと思います。
●インフルエンザ脳症
発症時期 | インフルエンザ発症初期 |
---|---|
病態 | ・ウイルス感染を契機に炎症性サイトカインが産生され、血管透過性亢進などによりびまん性ないし広範囲の脳浮腫をきたします。 ・進行すると播種性血管内凝固 (DIC) から多臓器不全に陥ります。 ・肝臓の脂肪変性と脳浮腫を呈するものは、進行が速く予後不良であるReye症候群に分類されます。 |
症状 | ・発熱時に意識障害 (異常言動) やけいれんなどがみられます。 ・致死率は約10%で、約20%に後遺症 (四肢麻痺、てんかんなど) が残ります。 |
●インフルエンザ肺炎
分類 | 原発性インフルエンザウイルス肺炎 | 二次性細菌性肺炎 | 混合性肺炎 |
---|---|---|---|
原因 | インフルエンザウイルスによる直接的な肺傷害 | インフルエンザ罹患により気道粘膜が傷害され、その後細菌感染 | 原発性インフルエンザウイルス肺炎と二次性細菌性肺炎の混合細菌性肺炎に近い病像 |
症状 | インフルエンザ症状の2、3日後から急速に進行する呼吸困難や血痰などの下気道症状 | インフルエンザ症状が改善した3日後頃より湿性咳嗽などの下気道症状が出現 | インフルエンザによる全身症状や上気道症状に加えて、膿性痰といった下気道症状が随伴 |
【参考文献】
1) | 国立感染症研究所. インフルエンザとは. https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/219-about-flu.html (2024.12.9検索). |
2) | 医療情報科学研究所. 病気がみえる vol.6 免疫・膠原病・感染症 第2版. 株式会社メディックメディア, 2018;278-283. |
3) | 厚生労働省. 令和6年度インフルエンザQ&A 令和6年11月7日版. https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2024.html#Q1 (2024.12.9検索). |
4) | 藤倉 雄二, 川名 明. 5.インフルエンザ肺炎. 日本内科学会雑誌. 2005;94(11):2281-2287. |
インフルエンザの治療ではどのような薬を使うのでしょうか。
次回のヘルスケア情報は、インフルエンザの治療薬についてお届けする予定です。
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