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2025.01.30
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2024年10月にWMAヘルシンキ宣言が改訂されました。
前回から11年ぶりの改訂で、基本的な倫理原則に変わりはありませんが、
患者や健康なボランティアの「参加者」が「自由意思によるインフォームド・コンセント」により研究参加すること、AI普及を踏まえたデータプライバシー、地域社会との協議や関与、世界的な公平性といった更新がありました。
ポイントとしてまとめると・・・
(1) | human subjectの表記がparticipantsに |
(2) | 公衆衛生上緊急事態であってもヘルシンキ宣言の原則は大事 |
(3) | 研究に伴う不平等への警戒 (特定の人々に過度の負担がかからないよう、適切な負担配置と恩恵の再配分を考えることが求められる) |
(4) | 弱者の「保護」 (強引な組み入れの害への懸念と、「保護」の名の下に研究から過度に遠ざける害の両面に注意が必要) |
(5) | 研究に参加する側の視点 (研究者には参加者やそのコミュニティの人々による「意味のある関与」の企画と実践が求められる) |
(6) | 医学研究の情報・試料リソースの確保と管理 (本人意思の尊重に加え、個人再識別への警戒など、必要な配慮がより詳細に設定) |
(7) | 未確立医療に関する要件の精緻化 (既存の臨床試験への影響回避などの要件が追加) |
といった情報の改訂がありました。
改訂されたヘルシンキ宣言の前文は世界医師会 (WMA) のサイトで確認いただけます。
実は、2024年にはSPIRIT2024とCONSORT2024声明の開発会議の内容がまとめられた報告も公表されました。
「SPIRIT2024とCONSORT2024声明の開発会議の内容」については、今後のメルマガでも内容を配信していく予定ですので、ぜひお楽しみに!
また、オルトメディコでは医学・健康研究関連のガイドラインを和訳した資料を公開しております!
あわせてご確認くださいませ。
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