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2025.03.05
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機能性表示食品の届出においては、作用機序の提出が求められます。
例えば、花粉の飛散量が多くなるこの時期のお悩み、「目や鼻の不快感」を軽減する機能性表示食品では、
・ | ヒスタミン遊離を抑制する作用 |
・ | 免疫バランスを整えることによるIgEの産生抑制作用のような抗アレルギー活性 |
等が関与成分の作用機序として説明されています。
しかし、作用機序を1から検証するとなると、膨大な時間を要します。
そこでお勧めしたいのが体内の分子を網羅的に解析する、オミクス解析の活用です。
今回は、オミクス解析の中でも、作用機序の探索方法として有用な手法の1つ、メタボローム解析についてご紹介いたします。
メタボローム解析はメタボロミクス (metabolomics) とも呼ばれ、食事摂取に伴って体内で生成された栄養素の代謝物質である、糖・有機酸・アミノ酸などの総体 (メタボローム) の種類や濃度を網羅的に分析する手法のことです。
オミクス解析の中でも、メタボローム解析は、ヒトの表現型に最も近いとされる代謝物質の解析方法であるため、作用機序の探索方法として有用な手法の1つと言えます。
メタボローム解析により、代謝物の変動が認められれば、高い可能性で細胞における表現型の変化との関連性を推測できます。
メタボローム解析では、抽出された代謝物質の物性によって、様々な質量分析装置またはそれの組み合わせを使用して測定を行います。アミノ酸や核酸、ビタミン類などの水溶性 (イオン性) の代謝物質には、キャピラリー電気泳動による分離法を使ったCE-MSが多用されています。
一方、脂肪酸やリン脂質、ポリフェノール類などの脂溶性・中性の代謝物質に対して、液体クロマトグラフィーを連結したLC-MSがよく使われています。
メタボローム解析は目的によって、代謝物質を解析する規模が異なります。網羅的な解析では、最大1000分子程度を検出・同定できます。また、ターゲットを絞って、一部関心のある代謝物質に対して高深度解析を行うことも可能です。現在主流の解析テクニックでは、数十種類から数百種類の物質を観測できます。
メタボローム解析の解説コラムも是非ご覧ください!
オルトメディコは、細胞を用いて食品素材の新機能性の探索や食品素材が持つ機能性の作用機序の推察をすることができる「ニュートリゲノミクスサービス」を提供しています。
私たちは、このサービスが食品の機能性評価研究の発展に役立つと確信しています!
機能性研究の時間短縮や、眠らせてしまっている食品素材の再開発に是非ご活用ください。
メタボローム解析は1素材400万円から承ります。
目的 | 食品素材に起因する細胞内の脂質代謝変化を分析することによって、機能性の分子生物学的作用機序を推察する。 |
手法 | メタボローム解析 |
細胞 | 脂肪細胞 |
素材 | 1種類 (食品素材A) |
処理数 | 2種類 (未処理、処理A) |
試行回数 | 3回 |
サンプル数 | n=6 |
納品物 | 生データ、代謝物質同定・比較データ、報告書 |
参考価格 | 400万円 (税別) |
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