皆さん、こんにちは。営業部の保坂です。

ますます浸透しつつあるデジタル化は、世界に大きな影響を及ぼし、各国は将来を見据えて子どもたちにIT教育を進めています。
IT教育を推進している国の一つであるアルゼンチンでは、2011年から公立の小中学校を通じて数百万代のネットブックを配布しています。

様々な事情でデジタル端末を購入できない家庭にインターネットやテクノロジーに触れる機会を提供し、格差を減らすことを目的としたこの政策は、国内のヒップホップ文化を発展させることになりました。

2014年にPCを手に入れたきっかけで音楽制作を始めた、当時12歳のTruneo氏は、
2020年12月にYouTubeで公開したMVが現時点で5000万回以上再生されています。
同じく、政府から支給されたネットブックと約1100円のマイクで制作されたL-Gante氏の楽曲は現時点で1億7000万回以上再生されています。

ネットブックの支給をきっかけに大きな盛り上がりを見せたこの文化は政府の目にも留まり、アルゼンチンの文化省は全国的なヒップホップの大会を主催しました。現在では、ネットブックを通じて子どもたちが何かを好きになることを奨励するといった、当初とは異なる目的で政策が進められています。

恐らく、アルゼンチン政府も想定していなかった結果となった政策ですが、異なる形で国民に良い影響を与えました。興味深く、非常に良い話だったので共有させていただきました。
引用：https://gigazine.net/news/20210621-government-issued-netbooks-musical-renaissance/

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