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上海蟹の旅

皆様、こんにちは。営業部のリュウです。

先日、中国へ行ってきました。
今回は、江蘇省蘇州市を中心にいろんな地方を回って、そして旅の最大の目的は上海蟹です。

上海蟹の最も有名な産地である蘇州市の陽澄湖を訪れました。
去年まで船で湖の中心部まで行って養殖場を見学できますが、今年は規制が厳しくなり、湖畔でちょっとした観光しかできなかった。

しかし、ここの上海蟹は本物です。今年は特に個体のサイズが大きく、豊作の年となっています。
上海蟹の旬は旧暦の8~10月で、「九円十尖」という言葉で言い表されています。つまり、旧暦の9月には腹が丸い雌蟹がおいしく、10月には尖った雄蟹がおいしいということです。太陽暦に換算しますと、10月は雌の旬、11月は雄の旬となります。

今回は11月に行きましたので、まず旬の雄蟹を食べました。
この時期では、雄の味噌(白いと黄色のペースト状のもの)と肉(特にはさみ状の爪の部分)が旨くなっています。調理法はもちろん、シンプルで蒸し蟹です。

現地の養殖会社の社長のおすすめで、雌蟹も食べました。
雌の甲羅の中には、オレンジ色の内子(蟹の卵)がたっぷり入っていますが、やはり旬が過ぎてしまいましたので、やや固い食感になっています。味には文句がないですが…

食後、蟹の養殖で成り遂げた財を使って建てた「上海蟹博物館」を見学しました。地方の小さな村でポツンとできた巨大施設です。

中の展示は、最先端の設備が使われていて、けっこう面白かったです。

地域の子供向けの教育施設であり、郷土教育として、昔の食通の人が考案した蟹を効率的に食べるための8種の道具「蟹八件」など、蟹にまつわる歴史や文化が紹介されています。

上海蟹は、日本の一部いわゆる「ガチ中華」のお店でも食べられますが、本場で食べるのはやはり別格です。蘇州は上海の隣町で、中国の一大観光都市であり、アクセスも便利です。皆様も上海蟹に興味をお持ちでしたら、一度本場で食べてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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